一本の毛の構造

艶がなく感触の悪いのは、毛表皮(キューティクル)が剥がれるからです。毛表皮が剥がれると、なかみ(間充物質)がシャンプーの度に外に流れ出ます。その結果、毛の中は隙間がおおくなり、保温もなくバサパサした感じの乾いた毛に変わってゆき、強度や弾力もおとろえて脆くなり切れやすく、切れた部分から枝毛になってゆきます。

シャンプー剤やトリートメント剤のコマーシャルなどで、よくいい現している毛の中の水分、約十一パーセントという言葉をよくお問きになっていると思います。その水分を保っている部分が毛の中の間充物質です。

パーマや毛染めの薬品の影響でこの間充物の成分が化学変化を起こし、水やアルカリに溶けやすい状態に変わりますから、外側の毛表皮を剥がさないように注意しなければいけません。

ここでもう一度、一本の毛の構造の図をごらんになって、巻き寿司を想像して下さい。もっとわかり易いです。外側は(毛表皮)は海苔にあ
たり、なかみは(間充物質)はご飯で、中心の髄は干瓢となります。

表の海苔が剥がれますと、なかみのご飯が出てしまいます。そうすると中心の干瓢だけになる状態を、毛で例えますと毛先の枝毛です。

傷んだ髪は毛先ほど細くなっています。いちど痛んでしまった髪は、良質なシャンプー剤、トリートメントクリム剤をすすめられても、またキュティクルがくっつくと、信じて使っても、傷みは治りません。ただし、髪の保護にはなりましょう。多くの方が、そのような経験をなさっていると思います。  

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